Web2.0

Web2.0とは
新しい発想や技術に基づいたWebサイトやWebサービスの総称(もしくは、考え方そのもの)。「2.0」という言葉は、パソコンのソフトのバージョンアップの際に使われる言い回しを用いている。旧来のWebが質的に大幅に変わったことを指す。
そのため、Web2.0という特定の技術や考え方があるわけでなく、言葉を用いる人によって意味や考え方が多少異なる。
Web2.0の大きな特徴としては、情報やシステムが元々の製作者の手を離れて、いろいろな人の手により加工・修正されていくことで「集合知」を形成するというものがある。
たとえば開発途中のソフトをベータ版として利用してもらい、意見交換することで性能を高めていくことや、SNSやブログのように多くの人が情報を出し合うことで知識が蓄積されていくことなどが一例として挙げられる。
Web2.0の具体例
ブログ
個人の情報発信だが、それに対して複数人がコメントするなどして、情報交換の場となっていく。また、その過程で集合知となる。

ソーシャルブックマーク
『Yahoo!ブックマーク』など。自分のお気に入りサイト(ブックマーク)を一般公開して、共有するもの。各人がつけたタグが集合されることにより、多くの人に役立つ分類となっていく。

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
『ミクシィ』に代表されるコミュニティ型の会員制サービス。特定の属性を持った人同士のコミュニティなどが数多く生まれている。その特性からユーザーの囲い込みに利用する企業も増えてきている。

wiki
ネット上で誰もが文章を書き換えることのできるシステムで、それを利用した『Wikipedia』が有名。一般人の知識を集合させることで生まれる辞書である。

動画共有
『YouTube』『ニコニコ動画』が有名。『ニコニコ動画』では動画を共有するだけでなく、動画にコメントをつけることも可能。